2008年11月アーカイブ

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さぁ、ここからは早いですよぉ。 瓦には爪がついていますのでこの爪を横桟木に引っ掛けて縦桟木にもあたるように瓦を並べていきます。 すべての瓦をステンレス釘にて固定しますので地震、台風でも絶対に飛びませんし、ズレません。あとは棟の仕上がりですが、それはまた今度で・・・

 

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いいむくりもでてるでしょう? ここまで地を直すのにかなり時間がかかりました(トホホ・・) でも仕上がりが楽しみですのでやってて楽しいです。 さてあとは地葺きといわれる地瓦を並べる作業は簡単です、ここからスピードアップしますよぉ。

 

やっとまっすぐになりました。

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いやぁ、下地処理に時間がかかりました。 やはり出来上がりを気にするとここで手を抜けないのはわかっていますが、時間がねぇ。 でも見てください!下地のバラ板を調整して重ね張りし、特注の防水紙を張るとこの通り!! ねじれていた屋根が再生しました!!。 これで出来上がりが楽しみですねぇ

 

下地処理を入念に

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どうしても100年経つと木がくたびれて、屋根がねじれて瓦が波打ちします。 そこで、糸を張り浪打部分のへこんだ部分にバラ板を足してフラットを作ります、これが結構手間なんですよねぇ。でもこれをしっかりしないと瓦が完成した時瓦にウェーブがかかり美しくないんですよねぇ。 面倒ですけどここは手が抜けません。仕上がりをお楽しみにぃ・・・

 

まずは瓦めくりから

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瓦の下には大量の土です。さすが100年たったお家です。 土もまだまだ元気でした。昔の日本建築はやはりいいところはいいですねぇ、今の主流の屋根下地のコンパネなんて10年するとぼやけているのがたくさんあります。 この家の下地の木のバラ板はとってもしっかりしていました。 もっと昔の工法も今の人は学ぶべきでしょうねぇ。

 

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長らくお待たせしてすいません。今回からこの本屋の葺き替え工事の報告させて頂きます。 坪数は85坪ほどです。 一部入母屋で大きい家です。しかし100年ほど経っているので、下地などかなり傷んでいます、写真でも見てわかるように、かなり屋根にウェーブがかかっているのがわかります。 さてこの屋根をどうやって料理するか・・・  楽しみにして下さいねぇ。