安達瓦: 2008年9月アーカイブ
新しい谷板(カラーステンレスを挿入し、両サイドに水返し防止クッションを取り付けます。 昔(今でも??) ここに土をおいて施工される方がおりますが、谷板には絶対土やシックイはおいてはいけません。 谷を傷める原因となりますので。 みなさん覚えておいて下さいねぇ。
谷板周辺の瓦を一時撤去し、谷板も撤去します。 意外とこの作業がめんどくさいですが、ここで手を抜いてはいけません。下地チェックなど重要な下仕事です。 特に雨漏れをしていたので木の損傷を良くチェックする必要があります。きれいに掃除したあとは・・・次回に続く
さて今回から雨漏れ修理シリーズです。 上の写真は谷と呼ばれる瓦屋根でもっとも雨漏れのしやすい場所です。 銅板が挿入されているのがわかります。 もっと近くで見た写真が下の写真です。 完全に穴が開いているのがわかります。 これは酸性雨が原因で引き起こされた現象です。 環境破壊により雨の質も昔とは変わってきているのです、銅板は昔一生もんとして扱われてきましたが、肉厚の薄いタイプは穴が非常にあきやすいのでみなさん!注意して下さいねぇ。
補強の後コンパネを引きようやく瓦工事のできる下地が完成です。 ここまでくると一安心です。
完全に腐って木がなくなっていましたので添え木をして補強します。 あんなくらいのシミで木がこれくらい腐っているのですから、こちらもびっくりです。 でも早めの手当てで良かったです。